余裕
訪問先の 傾いていたおじいちゃん宅で 今の状況やお話の後、
「・・・、この家で寝てて大丈夫ですか?」と尋ねると
「大丈夫だ。…だけど次が来たら死ぬべな・・・」と優しい笑顔を向けてくれた
その笑顔が有り難くて、家を後にしながら涙した。
神様・・・、どうか守ってください。
こちらは緊急に役場の連絡が必要!と、報告
次のお宅は一見、外観は大丈夫そう・・・
しかし玄関には張り紙。玄関が開きません。裏に回ってください。
裏に回ると巨大テントが2張り
出ていらしたお母娘さん。お疲れの様子。
「外観は大丈夫そうに見えるでしょ。でもね中はひどいのさー。
いろんなところに亀裂が入って二階には怖くていけない。
役場はまだ入ってない・・・」
しっかりしたお母さんの目を見ていたら 悔しくて涙が出そうなのを押さえたが
彼女も既に涙目になっている。
こちらも早急に対応せねばならないと報告・・・。
お手伝いさせていただいている間、空を見上げる余裕がない。
そんな同じ晴天の今日の空が綺麗で、雲がつかめそうで・・・。
被災地に少しだけでも 空を見上げる余裕がありますように・・・。
by mementomorierikon | 2018-09-18 15:23